セーフティーカップリングの概念
- カップリング
- 回転動力伝達
ミスアライメントの受容
- トルクリミッター
- 過負荷時はアイドリング
モードとなり動力を遮断
- セーフティー
カップリング - 動力伝達と過負荷保護
を同時解決!
セーフティーカップリングの特長
- 広いトルク範囲
コイルスプリングの種類、数量、調節ナットの締付け量に応じて同じ規格(サイズ)でも、さまざまなトルク設定が可能 - 偏芯、偏角等ミスアライメントの受容(カップリングタイプに該当)
板バネの適用により、一般トルクリミッターにはない両軸間の偏芯、偏角等ミスアライメントの受容が可能 - 原点復帰機能
非対称ボール安着ポケット加工により、アイドリング後1回転すれば原点復帰 - トルク調整が簡単
調節ナット及びスプリングストローク量の表示により簡単にトルク調整が可能 - 多様なオプション
カップリング型、フランジ型等、相対物に応じてさまざまな組合せが可能
セーフティーカップリングの構造
カップリング型
フランジ型
作動原理
設定トルク以上の負荷がかかった場合、ボールプレートのVポケットに固定されているボールがVポケットから離脱してボールガイドを押出し、カップリングパーツ(フランジパート)とハブの間で空回転が発生し、動力を機械的に遮断します。
センサー設置
- ボールガイド下部にリミットスイッチや接近センサーを設置すると、過負荷発生時のガイド移動距離をセンサを通じて把握できます。また、モーターや動力源と連携させて動力源を停止させることもできます。(過負荷発生時のボールガイド移動距離「X寸法」は、規格及び性能表をご参照下さい。)
- センサー設置の際は、手動でセーフティーカップリングに負荷を与えてアイドリング状態にしてボールガイド位置をセンサーが感知していることを必ず確認して下さい。
トルク設定方法
- 「スプリングストローク量別設定トルク値」の資料を参考に、ハブの表記目盛りに合わせて調節ナットを締めて下さい。
- 締付け度が高いほど、トルクリミッターのスリップトルクは増加します。
- トルク設定値と実際のスリップトルクの誤差は±10%以内です。